髪の毛は1日に何本抜けると危険?見逃せない予兆と2026年の新常識
一時的な抜け毛と明確に区別しなければならないのが、進行性の脱毛症です。男性と女性ではその現れ方に大きな違いがあります。
男性に最も多いAGA男性型脱毛症の兆候は、局所的な軟毛化から始まります。額の生え際(M字)が後退してきたり、頭頂部(つむじ周辺)が透けてきたりするのが特徴です。悪玉男性ホルモン「DHT(ジヒドロテストステロン)」が毛乳頭細胞の受容体に結合することで、成長期を極端に縮めてしまいます。抜け毛の量そのものよりも、「生えてくる毛がどんどん細くなる」のがAGAの本質です。
対照的に、女性に多発するのが女性のびまん性脱毛症です。生え際が後退するのではなく、頭頂部の分け目が広がったり、髪全体のボリュームが失われて地肌が透けて見えたりします。加齢によるエストロゲンの減少、過度なダイエットによる栄養失調、牽引性脱毛、慢性的な自律神経の乱れなどが引き金となります。局所的ではないため初期段階で見逃されやすく、「年のせい」と放置して進行させてしまうケースが後を絶ちません。