ヘソの白い塊の正体とは?無理に取ると危険な理由と正しいケア法

ヘソの白い塊の正体とは?無理に取ると危険な理由と正しいケア法について徹底解説いたします。専門家の見解をご確認ください。

白い塊が目につくと、爪の先やピンセット、耳かきなどを使って一気に掻き出そうとしてしまいがちです。しかし、へそのごま無理に取るとどうなるのか、その解剖学的な危険性を理解しておく必要があります。

おへそは、胎児期に母親から栄養や酸素を受け取っていた「臍帯(へその緒)」の痕跡です。そのため、他の部位と比べて皮下脂肪や筋肉層がほとんど存在せず、皮膚のすぐ下(わずか1〜2mm程度の深さ)に「腹膜」と呼ばれる内臓を包む膜が位置しています。おへその底を硬い器具や爪で強く刺激すると、腹膜の知覚神経がダイレクトに刺激され、お腹の奥深くが締め付けられるような激しい腹痛や迷走神経反射による吐き気を引き起こすことがあります。

さらに深刻なのが、物理的な摩擦によって皮膚に微小な傷がついた場合です。傷口からブドウ球菌や連鎖球菌などの細菌が侵入すると、急激な細菌感染を起こし「臍炎(さいえん)」を発症します。臍炎症状と治し方について知っておくべきサインは以下の通りです。

  • おへその奥や周囲が赤く腫れ上がり、熱を持つ
  • 触れるだけでズキズキとした鋭い痛み(へそ白い塊痛い状態)が生じる
  • 黄色や白濁したドロっとした膿(浸出液)がにじみ出て、強い腐敗臭がする

軽度の臍炎であれば皮膚科での消毒と抗生剤の内服・外用で治癒しますが、放置して炎症が腹膜にまで波及すると「急性腹膜炎」を併発し、高熱や激痛で緊急入院・外科的切開が必要になるケースもあります。「たかがヘソの掃除」と侮り、力任せにほじくる行為は極めてハイリスクです。

松本 悠斗

松本 悠斗

サステナビリティ研究家

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。