巨人阪神戦の伝説乱闘!入来祐作とアリアス激怒の真相と21年目の奇跡
アリアスの突進を合図に、両軍のベンチとブルペンから選手、首脳陣が一斉にグラウンドへと飛び出しました。阪神を率いる闘将・星野仙一監督は真っ先に飛び出し、鬼の形相で審判団と巨人ベンチへ詰め寄り、伝統の一戦ならではの凄まじい地鳴りのような怒号が甲子園に響き渡りました。
この歴史的な激突において、今なおプロ野球ファンの語り草となっているのが、当時巨人の主砲であった清原和博にまつわる舞台裏の逸話です。当時、下半身のコンディション不良でスタメンを外れ、ベンチ裏のトレーナールームで腰から臀部にかけて鍼(はり)治療を受けていた清原は、球場内の異常な喧騒を耳にしました。
味方の先発投手が敵陣の助っ人に倒されたと知るや否や、清原は臀部に無数の鍼が刺さったまま、下着同然の姿でトレーナールームを飛び出し、グラウンドへと猛ダッシュで突入したと伝えられています。仲間が危険に晒された瞬間に迷わず体を張るという、昭和・平成の野球人が持っていた強烈な連帯感と美学を物語るエピソードです。
大混乱の末、アリアスには暴力行為による退場処分が下され、球場全体が騒然とする中で試合は再開されましたが、この試合が見せた剥き出しの闘争心は、両球団のライバル関係をさらに燃え上がらせることとなりました。