西アフリカの奇跡「ヌヌナ」とは?女性5000人が世界を変えたシアバター革命の真実
単一産品への依存は、気候変動や国際価格の変動に対するリスクを伴う。ヌヌナはこのリスクを回避するため、セサミ(ゴマ)の有機栽培事業を強力に推進してきた。
ブルキナファソの乾燥した気候に適したゴマは、化学肥料や農薬を必要としない無農薬栽培が可能だ。ヌヌナはセサミに関しても国際的なオーガニック認証を取得し、ヨーロッパの高級食品市場へのルートを拓いた。
さらに、同連盟は「アグロフォレストリー(森林農法)」の概念を取り入れている。シアの木が自生する天然のパークランド(樹木散在農地)を保全しながら、その下層でセサミや穀物を栽培する。樹木の伐採を防ぐことで砂漠化を食い止め、生物多様性を維持する取り組みは、環境保護の観点からも世界的な評価を得ている。