『妻、小学生になる。』キャスト相関図と熱演秘話!涙の家族再生劇

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堤真一という名優の底知れなさを再認識させられたのが、主人公・新島圭介の造形だ。第1話で見せた、死んだ魚のような虚ろな瞳。妻を失ってからの10年間、彼がどれほどの暗闇を彷徨っていたのかが、台詞以上にその猫背と佇まいで語られていた。

そんな圭介が、小学生の姿をした貴恵と再会した途端に見せる動揺と、抑えきれない歓喜。滑稽なほどに慌てふためきながらも、弁当を手渡されて涙をこぼす姿は、人間の滑稽さと愛おしさを同時に描き出す堤ならではの名演だった。娘役の蒔田彩珠が見せる繊細な心の揺れと、それに寄り添おうとする不器用な父の姿は、崩壊した家庭が少しずつ体温を取り戻していく過程をリアルに伝えてくれた。

阿部 裕樹

阿部 裕樹

エンタメ専門ジャーナリスト

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。