阪神サイン盗み疑惑の全真相|ヤクルト戦激怒劇と近本の手の動き
騒動が勃発したのは、2026年7月6日に明治神宮野球場で行われたヤクルト対阪神の14回戦でした。緊迫したペナント争いの中で迎えた5回表、2死一・二塁の場面。打席には阪神の坂本誠志郎選手、二塁走者には俊足のリードオフマン・近本光司選手がいました。
ヤクルトのマウンドにはスコット・マクガフ投手が立ち、捕手の中村悠平選手がサインを出した直後、事件は起きます。二塁上の近本選手が屈み込みながら左手を複数回不自然に動かしたとして、三塁を守っていた村上宗隆選手が審判団に向かって激しくアピール。「動くな!」と声を上げ、投球モーション中の不審なサイン伝達行為を疑ったのです。
審判団がタイムをかけてマウンド付近に集まる中、ヤクルトの高津臣吾監督がベンチを出て状況の確認を求めました。これに対し、阪神ベンチの矢野燿大監督(当時)および井上一樹ヘッドコーチが激高。「ごちゃごちゃ言うな!」「やってへんわ、ボケ!」といった怒号が飛び交い、両軍のベンチから選手・首脳陣が一斉に飛び出す乱闘寸前の異様な空気に包まれました。