鹿沼土と赤玉土の違いとは?酸性度と保水性の真実と失敗ゼロの使い分け
園芸店で販売されている袋を開けると、どちらもコロコロとした団粒状の土粒に見えます。しかし、手にとって観察するとその構造と性質は明確に分かれます。赤玉土 鹿沼土 違い 見分け方の最も確実な基準は「湿潤時の色調」「乾燥時の変色」「粒の硬度と重量」の3点です。
赤玉土の特徴は、関東ローム層の中層にある赤土を掘り出し、乾燥させて粒状に選別した用土である点にあります。湿ると深い赤褐色になり、乾燥しても極端に白く抜けることはありません。土粒子内部に適度な隙間(毛管孔隙)を抱えており、水分と肥料成分を保持する能力(保肥力)に優れているのが強みです。酸性度はpH 5.5〜6.5の弱酸性を示し、日本原産の植物や一般的な観葉植物、草花全般にとって極めて馴染みやすい化学的性質を維持しています。
これに対し、鹿沼土の酸性度 pHは4.5〜5.0前後の酸性に傾いています。栃木県鹿沼地方の火山灰層から採掘される軽石(浮石)が風化したものであり、本質は粘土というよりも「多孔質の石」に極めて近い存在です。湿っているときは鮮やかな黄土色を呈しますが、水分が蒸発すると白に近いクリーム色へと劇的に色が変化します。この特性により、鉢土の乾き具合が一目でわかるメリットを持っています。