遺産分割協議書の書き方完全ガイド|無効になる落とし穴と正確な記載例
実際に作成する際は、公的な遺産分割協議書ひな形をベースに、各財産を漏れなく正確に記述していく必要があります。まずは基本となる文書全体の構成を押さえましょう。
【遺産分割協議書の基本骨子】
・被相続人(亡くなった方)の特定(氏名、最後の本籍、最後の住所、生年月日、死亡年月日)
・相続人全員による協議成立の旨の宣言
・各財産の取得者と具体的な財産目録
・後日発見された遺産の帰属条項
・協議成立年月日
・相続人全員の住所・署名・実印押印
実務で最も差がつくのが、遺産分割協議書記載例における正確性です。主要財産ごとの書き方は次の通りです。
■ 不動産の記載例(登記簿謄本・登記事項証明書を完全転記)
不動産は普段使っている「住所」ではなく、必ず「登記事項証明書(登記簿謄本)」に記載された「地番」や「家屋番号」を一字一句狂わずに転記します。
【土地】
所在:東京都世田谷区桜上水一丁目
地番:100番1
地目:宅地
地積:150.25平方メートル
【建物】
所在:東京都世田谷区桜上水一丁目100番地1
家屋番号:100番1
種類:居宅
構造:木造瓦葺2階建
床面積:1階 60.00平方メートル / 2階 50.00平方メートル
■ 預貯金・有価証券の記載例
預貯金は金融機関名だけでなく、店舗名、預金種目、口座番号まで明記します。
【預貯金】
〇〇銀行 〇〇支店
普通預金 口座番号:1234567
口座名義人:被相続人 〇〇 〇〇
※「上記預貯金の一切(元利金を含む)を相続人〇〇が取得する」と明記します。