アイスクリームとアイスミルクの違いは?成分・カロリーと健康の真相

アイスクリームとアイスミルクの違いは?成分・カロリーと健康の真相の真相について、最新情報を取りまとめてご紹介します。

インターネットやSNSで頻繁に目にするのが「ラクトアイスは危険」「体に悪い」という言説です。この背景には、食品科学的な理由と消費者の認知バイアスが存在します。

なぜラクトアイスのほうがカロリーが高くなりやすいのか?

ラクトアイスは乳脂肪分がほとんど含まれないため、そのままではミルクのコクが出ず、水っぽくなってしまいます。そこで、クリーミーな舌触りとコクを人工的に再現するためにパーム油やヤシ油などの植物性油脂をブレンドして製造されます。 脂質のエネルギー量は、乳脂肪であっても植物性油脂であっても1gあたり約9kcalで変わりません。さらに、あっさりしたラクトアイスは食べごたえを出すために容量が大きめに設計されていることが多く、結果として1カップあたりの総脂質量・総摂取カロリーがアイスクリームを大きく上回る逆転現象が発生します。

植物性油脂と添加物への懸念の実態

「ラクトアイス 体に悪い 理由」や「植物性油脂 アイス 危険性 真相」が取り沙汰される最大の原因は、油脂の加工プロセスと乳化剤・安定剤の使用にあります。

植物油脂をアイス用クリームに加工する過程で発生しうるトランス脂肪酸や、過剰な飽和脂肪酸の摂取リスクが健康意識の高い層から警戒されています。国内大手メーカーの技術革新により、現在流通している市販アイスのトランス脂肪酸含有量は微量(WHOの基準値を大幅に下回るレベル)に抑えられていますが、乳本来の自然な乳化作用ではなく、乳化剤や香料などの食品添加物に頼る配合比率になる点は構造上の事実です。

「余計な添加物を避け、自然なミルクの栄養を摂りたい」と考えるなら、原材料がシンプルなアイスクリーム規格を選ぶのが合理的です。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。