奇面組声優の現在が判明!千葉繁ら伝説組の軌跡と追悼まとめ
『奇面組』の歴史を語る上で避けて通れないのが、あまりにも早すぎる死を遂げた偉大なキャスト陣への追悼です。奇面組のオネエキャラ・物星大を演じた塩沢兼人は、2000年5月に自宅階段からの転落事故により46歳の若さで急逝しました。塩沢が魅せた「美声でありながら絶妙に崩すギャグ演技」は唯一無二であり、彼が遺した物星大の艶やかな声は、現在に至るまで誰にも真似できない芸術の域に達しています。
食いしん坊の大間仁を演じた亀山助清もまた、2013年に肺炎のため58歳で他界されました。『くまのプーさん』のプー役(初代吹き替え)など温厚で愛嬌あるキャラクターを得意とした亀山の柔らかな声は、奇面組のドタバタ劇において絶妙な清涼剤として機能していました。
当時の特番や関係者の回想録によると、アフレコ現場は毎週のように役者同士の演技合戦が繰り広げられ、スタジオ内が笑いと熱気に包まれていたといいます。塩沢と亀山という掛け替えのないピースを失ったことは、作品ファンのみならず声優界全体にとっても計り知れない損失でした。