「血が出る」を放置するな!歯周病を防ぐ究極のブラシ選びと磨き方

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いくら最適な道具を揃えても、当て方が間違っていれば効果は半減する。歯垢という名の細菌の塊を物理的に剥ぎ取る作業、すなわち徹底したプラークコントロールこそが治療と予防の核心である。

磨くのではない。毛先を「滑り込ませる」のだ。臨床現場で患者の口腔内を日々ケアする歯科衛生士が推奨するのは、歯と歯肉の境目に対して毛先を45度の角度で当てる「バス法」や、小刻みに微振動させる「スクラビング法」である。ヘッドを大きくゴシゴシと左右に往復させる磨き方は、歯の表面を削るだけで肝心のポケット内の汚れを弾き飛ばせない。毛先を境目に固定し、1〜2ミリ幅で優しく振動させる感覚が求められる。

筆圧ならぬ「ブラッシング圧」は、わずか100〜200グラム。キッチンスケールに毛先を当てて試してみると、驚くほど軽い力であることがわかる。毛先が潰れるほどの力は完全に過剰だ。さらに、歯と歯の間の隙間はどれほど優れた毛先でも6割程度しか届かない。フロスや歯間ブラシを併用して初めて、汚れの9割に手が届く。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。