実は超イケメン?教科書に載らない文豪たちの壮絶な素顔と恋愛秘話
儚げな少年性を生涯漂わせた天才詩人、中原中也の存在感も異彩を放っている。黒いカチューシャ風の帽子をかぶり、大きな瞳で正面を見つめるポートレートはあまりにも有名だ。酒に酔っては酒場で大暴れし、友人の太宰治に執拗に絡むといった狂気的なエピソードが残る一方で、彼が創り出す詩編は繊細で涙が出るほど美しい。中也の持つ「危うい美少年」のパブリックイメージと、酒癖の悪さという苛烈なギャップは、一度知ったら忘れられない強烈な魅力を放っている。
また、昭和文学の巨人として君臨した三島由紀夫は、自らの身体そのものを芸術作品へと高めようとした異色の美男子だ。幼少期の病弱なコンプレックスを克服すべくボディビルに励み、鍛え上げられた肉体美を写真集として残したエピソードは有名である。完璧な造形美と圧倒的な言語感覚、そしてドラマチックすぎる最期。自らを演劇の主人公のごとくプロデュースし続けた三島の美学は、時代を超えて世界中に衝撃を与え続けている。