Saff選手権2026の全貌|インド王座奪還と英雄チェトリの金字塔
今大会の開催地となったモルディブの首都マレは、連日異様な熱気に包まれました。収容人数約5,000人の国立フットボールスタジアムは、自国の連覇を信じるモルディブサポーターで超満員となり、ピッチとスタンドの距離が極めて近い南アジア特有の熱狂的なアウェー空間が形成されていました。
その中で最大のサプライズを巻き起こしたのが、ネパール代表でした。クウェート出身のアブドラ・アル・ムタイリ監督率いるネパールは、徹底したカウンター戦術と献身的な走力を武器に快進撃を披露。開催国モルディブを初戦で1-0で破り、最終節のバングラデシュ戦ではPKによる劇的な同点劇(1-1)を演じて、SAFF選手権史上初となる決勝進出を果たしました。
決勝でインドに敗れはしたものの、ネパール国内では夜通し歓喜のパレードが行われるなど、同国サッカー史の新たな1ページとして深く刻まれる結果となりました。