大化の改新で何が変わったのか?教科書が隠す権力闘争と新事実

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飛鳥時代の中期、国政を牛耳っていたのは紛れもなく蘇我氏だった。蘇我蝦夷・蘇我入鹿の父子は天皇をも凌ぐ権勢を誇り、甘樫丘に要塞のような邸宅を構えて専横を極めていたとされる。だが、この専横に危機感を募らせていたのが、皇位継承者であった中大兄皇子(天智天皇)と、神祇を司る家柄出身の中臣鎌足(藤原鎌足)の二人だ。

三韓(朝鮮半島の諸国)からの使節を迎える儀式の最中、白昼堂々、剣を抜いて蘇我入鹿を急襲した事件こそが「乙巳の変」である。首を討たれた入鹿の遺体は庭に投げ捨てられ、父の蝦夷は自邸に火を放って自害した。巨木のごとく君臨した蘇我本宗家は、わずか二日間で地上から姿を消した。この軍事クーデターによって旧体制の頂点が物理的に排除され、新たな国家体制を築くための地ならしが完了した。

中川 明日香

中川 明日香

ビジネス戦略アナリスト

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