ウールリッチのタグ年代判別法|羊ロゴとタグ色で見分ける完全図鑑

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ヴィンテージ古着ファンの間で頻繁に議論されるのが「レジスターマーク(®)が付いていれば60年代以降」という通説です。しかし、ウールリッチのプロダクトにおいては、このルールを機械的に当てはめると年代の誤認につながるケースが存在します。

ネット上で散見される代表的な誤解を検証します。

誤解1:「白タグ=すべて50年代」という思い込み
白地のタグは、1950年代の筆記体期だけでなく、1970年代の三角タグ、さらには1980年代の四角タグにも存在します。「白タグだから古い」と短絡的に判断するのではなく、文字フォントが筆記体かブロック体か、羊の絵柄がリアルか抽象的かを複合的に観察しなければなりません。

誤解2:「レジスターマークがないから1950年代以前」の落とし穴
ウールリッチが商標登録(®)を取得したのは1960年代中盤ですが、タグのデザイン刷新期には古いタグのストックがそのまま使われたり、小型の製品タグでは®が省略されたりすることがありました。タグ単体だけでなく、ボタンの刻印、ジッパーのメーカー、裏地のウール混率表記(1960年の米・繊維製品品質表示法=TFPIA施行以降は混率パーセンテージ表記が義務化)を照合することが必須です。

松本 悠斗

松本 悠斗

サステナビリティ研究家

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。