赤ちゃんのモロー反射とは?激しい理由や消失時期・点頭てんかんとの違いを徹底解説とはどのようなものなのか? 主要なファクトを丁寧に紐解いて紹介します。
保護者が最も強い恐怖を感じるのが、小児てんかんの一種である「点頭てんかん(ウエスト症候群)」との見分け方です。インターネット検索で「モロー反射 似た病気」と調べ、強い不安に駆られるケースが後を絶ちません。
小児神経専門医の臨床知見に基づき、それぞれの決定的な鑑別ポイントを詳細に比較・整理しました。
鑑別項目モロー反射(正常な原始反射)点頭てんかん(ウエスト症候群)驚愕反射(スタートル反応)動作の特徴両手を大きく広げた後、抱きつくように縮める2段階動作頭部を一瞬カクンと前屈させ、両手を前方に突き出す(または万歳する)全身を一瞬ビクッと硬直させ、身をすくめる単発動作発生のパターン音や揺れなどの明確な刺激に誘発される単発的な反応刺激の有無にかかわらず、数秒〜十数秒おきに連続して反復(シリーズ形成)大きな音や強い閃光など、突発的刺激に同期して発生好発するタイミング就寝中、浅い睡眠時(レム睡眠)、布団への着地時寝起き直後や覚醒直後、眠りに入る直前覚醒時・睡眠時を問わず刺激を受けた瞬間好発・発症年齢生後0日〜生後4か月頃(生後6か月で消失)生後3か月〜11か月頃(生後4〜7か月にピーク)新生児期から成人期まで生涯残存動作後の表情・様子驚いて泣き叫ぶが、抱っこや授乳で落ち着く動作のたびに不機嫌に泣く、または無表情。追視が消える・笑わなくなる等の退行一瞬驚いた顔をするが、刺激が去れば即座に通常状態に戻る編集部の臨床的評価生理的発達の正常範囲内。受診不要早期診断と速やかな専門治療が必須の神経疾患正常な防御生体反応。受診不要
モロー反射 点頭てんかん 違いを見極める最大の鍵は、「シリーズ形成(発作が一定の間隔で連続して群発するかどうか)」と「発達の退行(今までできていた首すわりやあやし笑いが消失するかどうか)」にあります。もし覚醒時に5〜10秒間隔で規則正しく頭をカクンと下げる発作が何分間も続く場合は、迷わずスマートフォンで動画を撮影し、小児科または小児神経専門医を受診してください。