カルデラとは?火口との決定的な違いと巨大陥没・破局噴火の真実

カルデラとは?火口との決定的な違いと巨大陥没・破局噴火の真実とはどんな影響があるのか? 主要なファクトを丁寧に紐解いて紹介します。

カルデラ(caldera)の語源は、スペイン語で「大釜」や「大鍋」を意味する言葉に由来します。地形学・火山学におけるカルデラの明確な定義は、「火山活動によって形成された、通常は直径2km以上の広大な窪地」です。

よく混同されるのが、火山の山頂に見られる「火口(クレーター)」との違いです。火口はマグマや火山灰、ガスが直接噴き出す開口部そのものを指し、その規模は数10メートルから大きくても1キロメートル前後に収まるのが一般的です。これに対してカルデラは、噴火口そのものの大きさではなく、噴火に伴う大規模な地盤沈下や山体の崩落によって誕生した「巨大な地形全体」を指します。

富士山の山頂にある窪みは典型的な「火口」ですが、熊本県の阿蘇地域に見られる東西約18km・南北約25kmにも及ぶ広大な盆地は「カルデラ」に分類されます。スケール感と形成プロセスの根本的な違いこそが、両者を分ける最大のポイントです。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。