永田町を揺るがす維新の次期戦略!キーパーソンの思惑と党内真相
国政の主導権争いが熾烈を極めるなか、日本維新の会の内部では将来像をめぐる路線の衝突が水面下で激化している。党内を二分するのは、永田町での現実的な政策妥協も辞さない「現実路線派」と、徹底した野党精神と独自改革を貫くべきだとする「純化路線派」の摩擦だ。
執行部を牽引してきた馬場伸幸氏は、国会内での確固たる地歩を固めるため、法案ごとの是々非々対応をテコにした影響力拡大を推し進める。これに対し、地方組織の支持を集める吉村洋文氏は、妥協なき改革姿勢こそが支持の源泉であると主張し、安易な権力への接近を牽制する。大手メディアの政治報道では単なる権力闘争と片付けられがちだが、本質はそこではない。地方分権を究極の目的とする思想集団が、中央権力とどう対峙すべきかという根本的な存在意義の模索なのだ。幹部の一人は「次の国政選挙に向けた統率を取れるかどうかが、党の命運を決める」と声を潜める。