日本の財閥が持つ真の支配力とは?歴史と現代ビジネスの巨像に迫る

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日本の産業構造を根底から揺るがした最大のターニングポイントは、1945年の太平洋戦争敗戦直後に訪れた。連合国軍最高司令官総司令部、すなわちGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)が断行した財閥解体政策である。

GHQは、巨大資本の集中が日本の軍国主義を裏で支えたと判断し、同族支配の排除、持株会社の解散、商号や商標の使用禁止という苛烈な処置をとった。創業家は経営から追放され、グループの株式は広く一般に売り出された。一見すると、半世紀以上かけて築かれた帝国は完全に瓦解したかに見えた。

しかし、日本経済の復興期とともに彼らは不死鳥のように蘇る。商標使用制限が解除されると、旧財閥系企業のトップたちは定期的な会合(社長会)を通じて再集結した。株式の相互持合いやメインバンクを中心とした融資系列を構築することで、法的な持株会社を持たない緩やかな結合体へと脱皮を遂げたのである。旧財閥系に三和、勧銀などの銀行系グループを加えた六大企業集団は、高度経済成長期の日本経済を裏で操る強靭なエンジンとして機能することとなった。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。