山奥の大行列!八平の食堂が放つ元祖アリランの魔力と混雑攻略
千葉県が誇る三大ご当地ラーメンといえば、勝浦タンタンメン、竹岡式ラーメン、そして最後の一つがアリランラーメンだ。その発祥の地こそがこの山あいの食堂である。創業者の飯塚八平氏が、過酷な峠越えで知られる韓国の民謡「アリラン峠」にちなみ、峠を越えられるほどのスタミナがつく麺をと考案したのが全ての始まりだった。
高度経済成長期から続く飲食業の荒波に揉まれながらも、安易な多店舗展開に走ることはなかった。頑なにこの長南の地で鍋を振り続け、手づくりの味を守り通したことで、それはいつしか「幻の味」と呼ばれる伝説へと昇華した。B級グルメという安直な呼称で片付けるにはあまりに骨太な、地域の風土と生活が生み落とした必然の一杯といえる。