永野はおもしろい!毒舌トークとシュール芸で覚醒した男の真相
所属事務所であるグレープカンパニーの存在も、彼のキャリアを語る上で欠かせない。サンドウィッチマンをはじめとする実力派が名を連ねる同社において、彼は長らく異端児として扱われながらも、自身の芸風を研ぎ澄ます環境を得ていた。
かつて彼を一躍有名にしたクリスチャン・ラッセンのネタは、一見すると分かりやすいリズムネタに見えた。しかしその本質は、美意識に対する世間の浅はかさやポップカルチャーへの皮肉を込めた、極めて高度なシュールコメディだったのだ。事務所の懐の深さに支えられ、彼は流行に流されることなく、己の「歪んだ美学」を煮詰め続けた。そして今、そのシュールな感性が毒舌トークと合体したことで、唯一無二の立ち位置を確立するに至った。