複数企業の内定承諾は違法?法的拘束力と辞退トラブルの全真相
法的な違法性が低いとはいえ、内定承諾を複数社に出してキープする行為には固有のリスクが存在します。企業側の採用担当者は膨大なコストと時間を投じて選考を行っており、キープが露呈した際には強い不信感を持たれます。実際、複数キープが露呈するパターンには明確な傾向があります。
1つ目のルートはSNSへの軽率な書き込みです。匿名アカウントであっても、内定先の業界や配属先、選考フェーズの投稿から特定される事例が多発しています。近年では採用企業側も内定者の身元調査やSNSスクリーニングを外部機関に委託しているケースが多く、油断は禁物です。
2つ目は大学のキャリアセンターや教授推薦ルートからの情報共有です。特に新卒採用において、同じ大学・学部から特定企業への承諾状況が共有される仕組みがある場合、大学経由で重複が把握されることがあります。
3つ目は転職活動におけるエージェントや業界内の横の繋がりです。転職で内定承諾を複数同時進行している場合、同一の人材紹介会社を介しているとシステム上で即座に重複が確認されます。また、同業他社間では人事担当者同士の勉強会や情報交換が盛んに行われており、狭い業界内では予期せぬ形で名前が取り沙汰される危険性があります。