首都直下地震で崩れるか?関東ローム層の正体と最新地盤リスク

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関東平野の台地を覆う赤土の起源は、遙か遠くの火山活動にある。数万年から数十万年前、西方に位置する富士山や箱根山をはじめとする火山群が噴き上げた膨大な風化火山灰が、偏西風に乗って降り積もった。これが化学変化を受け、粘土鉱物を含んだ風化火山灰層へと変貌を遂げたものが赤土の正体だ。

学術論文データベースのJ-STAGEに蓄積された最新の研究成果や、日本地質学会での議論を見ても分かる通り、この地層は均一な粘土ではない。火山噴火の年代ごとに層が重なり、場所によって水分量や密度が微妙に異なる。長い年月をかけて空気と水分を含みながら形成された独自の多孔質構造こそが、この地層の命運を分けるカギとなっている。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

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