リネンとはどんな素材?麻との違いや手入れ法・通年使える魅力を徹底解説

リネンとはどんな素材?麻との違いや手入れ法・通年使える魅力を徹底解説とはどんな影響があるのか? 専門的な分析を整理してお届けします。

普段着や寝具を選ぶ際、最も比較対象になりやすいのが「コットン(綿)」です。どちらも天然の植物繊維ですが、繊維の微細構造や物理的特性には大きな隔たりがあります。

テキスタイル試験データや公的検査機関の基準をもとに、リネンと主要な繊維の特性を比較したデータが以下の通りです。

比較項目リネン(亜麻)コットン(綿)ラミー(苧麻)吸水速度・発散性極めて高い(コットンの約4倍の吸水量、乾燥速度は約2倍)吸水性は高いが、水分保持力が高く乾燥に時間がかかる極めて高く、速乾性も優秀湿潤時の引張強度水に濡れると強度が約60%向上(洗濯に非常に強い)水に濡れると強度が約10〜20%向上天然繊維中最上位の強度を持つ肌触り・風合いサラリとして清涼感があり、使うほど柔らかく馴染むふんわりとして柔らかく、刺激が少ない強いコシと硬さがあり、シャリ感が際立つ収縮率(洗濯時)約5〜10%(初期水洗いで大幅に縮む傾向)約2〜3%(防縮加工品はさらに低い)約5〜8%防汚・抗菌性ペクチンの効果で汚れが染み込みにくく落ちやすい皮脂汚れ等を吸収しやすく、蓄積しやすい天然の防菌性がある

リネンとコットンの違いを端的に言えば、「汗を吸ってすぐ乾かす力と耐久性ならリネン」「初期の柔らかさと保温性の安定感ならコットン」となります。互いの長所を掛け合わせた「リネンコットン(綿麻混紡)」生地が、日常着やキッチンファブリックで重宝されるのもこの数値的裏付けがあるためです。

山本 拓海

山本 拓海

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。