Wax アパレル: サーフカルチャーが生んだ金沢発ブランドの真実
服の善し悪しは素材で決まる。Waxはこの真理を徹底的に追求している。化学繊維であっても、肌触りと機能性で天然素材を超えることを目指す。撥水性を持ちながら通気性を失わない。軽量でありながら防寒性を保つ。これらは素材選定の賜物だ。
特にジャケット類に使用される素材は注目に値する。従来のアウトドアウェアは機能性重視でゴワつきがちだった。Waxは都市生活に最適化し、柔軟性と美しいドレープを実現した。この技術は日本の繊維産業の高度な技術なしには成立しない。
シーズンレスな着回しを可能にする設計
Waxのアイテムは季節を選ばない。これはレイヤリング(重ね着)を前提とした設計思想による。春先にはTシャツの上にコーチジャケット。秋にはフーディとアウターの組み合わせ。冬はニットカーディガンをインナーに。こうした着回しの自由度が、投資価値を高めている。
色展開も計算されている。ベーシックカラーが中心だが、時折アクセントになる色が投入される。「Integral pullover」のホットオレンジやズンダ(明るい黄緑)は、コーディネートの差し色として機能する。