『人間失格』二階堂ふみの狂気と凄み!山崎富栄の真相と演技力を徹底解剖
映画『人間失格』における二階堂ふみの演技力は、映画評論家や一般の観客のみならず、共演したキャスト陣からも極めて高い評価を集めました。その真骨頂と言えるのが、小栗旬演じる太宰治との濃厚なキスシーンと濡れ場です。
特に話題を呼んだのが、泥酔した太宰と富栄が雪の降る夜や雨の小路で抱き合うシーンです。二階堂が見せるキスシーンは、単なる官能的なラブシーンにとどまりません。太宰の唇をむさぼるように求め、相手の命そのものを吸い取ろうとするかのような凄みと鬼気迫る執着が宿っていました。恋に落ちた瞬間の少女のような潤んだ瞳から、次第に光を失い、太宰を独占することだけに狂奔する冷たい目つきへのグラデーションは、まさに鳥肌ものです。
宮沢りえの圧倒的な包容力や、沢尻エリカの華やかで奔放な魅力とは全く異なるアプローチで、二階堂ふみは「情念に身を焦がす女の狂気」を生々しく具現化しました。小栗旬もインタビュー等で彼女の集中力と瞬発力を絶賛しており、太宰が富栄の魔力から逃れられなくなっていく心理描写に圧倒的な説得力を与えています。