色彩のブルースが今宵も胸を刺す!退廃美に潜む狂気と誕生秘話
インディーズレーベルからの鮮烈な登場を経て、名門TOY'S FACTORYへの移籍を果たした彼らだが、メジャーのフィールドに身を置いてもそのインディペンデントな精神性は微塵も揺るがなかった。商業的なフォーミュラに迎合することなく、自らの美学を貫き通した姿勢は、結果として息の長い支持基盤を固めることになる。
現在、音楽配信業界ではシティポップに続く「ディープ・ジャパニーズ・グルーヴ」の発掘が進んでおり、その文脈において本作は再評価の筆頭に挙げられている。アルゴリズムが最適化された楽曲を大量生産する時代にあって、人間臭いグルーヴと剥き出しの感情を宿した名盤の価値は、年を追うごとに高まるばかりだ。