奥日立きららの里の評判はなぜ高い?日本一のすべり台と混雑・注意点
来園者の大半が目当てとする「奥日立きららの里 日本一長いすべり台(わくわくスライダー)」は、ボブスレーのような専用ソリに乗ってステンレス製のレール状コースを一気に滑降するアトラクションです。全長は1,188メートルにおよび、山頂停留所から一気に下る滑走部だけでも877メートル、標高差は実に65メートルに達します。最高時速は約30km/hを記録し、体感速度は道路を走る自動車を遥かに凌駕します。
スピード感と爽快感が絶賛される一方で、検索エンジン上では「奥日立きららの里 スライダー事故 安全性」というキーワードも目立ちます。編集部が施設側の安全基準および運行マニュアルを取材したところ、ハード・ソフト両面における徹底した安全対策が講じられている実態が判明しました。
利用者が乗るボブスレーには、手元のレバーでスピードを無段階に制御できるメカニカルブレーキが備わっています。レバーを前に倒せば加速、手前に引けば強力な制動がかかる仕組みです。事故防止のため、滑走開始前には係員によるブレーキ操作の個別指導と確認が義務付けられており、前のソリとの車間距離は25メートル以上空けるルールが徹底されています。
重大事故につながるリスクとして特に厳重管理されているのが「降雨・湿気」によるスリップです。コースが雨や朝露で濡れるとブレーキの制動距離が極端に伸びるため、小雨であっても運行は即座に見合わせとなります。利用規約上、4歳未満の乳幼児は利用不可、4歳以上小・中学生未満は高校生以上の保護者と同乗が必須です。「手放し運転の禁止」「自撮り棒やスマートフォン操作の禁止」を怠った利用者が遠心力で身体を振られ、擦り傷を負う事例は過去に散見されるため、乗車中は両手でブレーキを確実にコントロールする自制心が求められます。