黒糖は体に悪い?白砂糖との違いと最新栄養学が明かす意外な真相
「黒糖は精製されていないから安全」という神話は、近年の臨床研究によって修正を迫られている。最新の栄養学データが示すのは、黒糖と精製された白砂糖の成分構成が、本質的にはきわめて近いという事実だ。
確かに黒糖には、カリウムやカルシウム、マグネシウムといった微量ミネラルや、ビタミンB群が含まれている。サトウキビの搾り汁を煮詰めるだけの伝統製法ゆえの恵みだ。だが、成分の約85%から90%を占めるのは、白砂糖と同じ「ショ糖」に他ならない。カロリー面でも、100グラムあたり白砂糖が約384キロカロリーであるのに対し、黒糖は約356キロカロリー。微小な差はあるものの、体内で分解されエネルギーへと変わる代謝プロセスにおいて、両者に劇的な違いは存在しないのだ。