【2026年最新】光沢紙とは?普通紙との違いや失敗しない印刷術をプロが解説
光沢紙を選ぶ際、最も注意しなければならないのがインクジェット用とレーザープリンター用の違いです。この2つは印刷原理が根本的に異なるため、絶対に混同してはなりません。
インクジェット用光沢紙は、液体インクを瞬時に吸着・固定化する多孔質セラミック層などを備えています。一方、レーザー用光沢紙は、高温・高圧の定着ローラー(200℃前後)を通過しても表面の樹脂が溶けない耐熱設計が施されています。もしインクジェット専用の光沢紙をレーザープリンターやオフィス向け複合機に通すと、熱でコーティングが溶融して内部ドラムに焼き付き、高額な修理費用が発生する致命的な故障を引き起こします。
商業印刷で頻繁に使われるコート紙との違いも知っておくべきポイントです。コート紙は主にオフセット印刷やカラーレーザー印刷に向けた平滑塗工紙を指します。表面のツヤ感は似ていますが、家庭用インクジェットプリンターで一般的なコート紙に印刷してもインクを吸収できず、表面で弾かれてドロドロに流れてしまいます。
用途に適した用紙を見極めるには、厚みを示す「坪量(つぼりょう:g/㎡)」を目安にします。
・坪量80〜120g/㎡(薄手):折り込みチラシ、パンフレットの内ページ
・坪量150〜190g/㎡(中厚手):プレゼン表紙、ポスター、POP、自作カレンダー
・坪量200〜300g/㎡(厚手・超厚手):記念写真、ポストカード、ポートフォリオ
家庭用プリンターで給紙トラブルを避けるためには、トレイ給紙の対応坪量上限を事前に確認し、厚手用紙を扱う際は背面手差し給紙を活用するのが基本です。