『ガラスの仮面』美内すずえの現在地と「紅天女」最終章の真実
作中最大の謎であり、物語の核を成す試練『紅天女』。千年を生きる梅の木の精をいかに演じるかという過酷な命題は、北島マヤと姫川亜弓というふたりの天才の人生を極限まで削り取ってきた。
完結に向けた最大の注目点は、単にどちらが主役を射止めるかという勝敗の行方だけではない。自然との共生、魂の救済という『紅天女』が秘めた深遠なテーマが、現代の読者にどう響くのか。構想段階で描かれた未発表の演出アプローチも含め、衝撃的なフィナーレに向けた伏線が張り巡らされている。