そんな装備で大丈夫か」元ネタと真相は?エルシャダイ伝説ミームを徹底解説

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当時をリアルタイムで知る人々の間では、「PVが面白さのピークで、本編は出オチだったのではないか」という懐疑的な言説が語られることがあります。当時のゲームレビューサイトや掲示板、現在のプレイヤーレビューを精査すると、そこには作品が抱えていた光と影が如実に現れています。

発売当時のプレイ体験者から多く上がったのは、「トレーラーのスタイリッシュなアクションを期待していたが、実際は純粋な3Dプラットフォーマー(足場を飛び移るジャンプアクション)要素が多く、落下死しやすい」という操作性の硬さに対する苦言でした。また、画面上にHPゲージやUIを一切表示せず、キャラクターの鎧の損壊具合で体力を把握させる「ミニマリズムUI」は、芸術的評価を得た一方で、直感的な遊びやすさを損ねていたという指摘もあります。

しかし、その評価は近年のリマスター版を通じてポジティブなものへと転換しています。SteamやSwitchのレビュー欄では、次のような再評価の声が目立ちます。

「水彩画や日本画、ポップアートが融合した背景美術は、現在の高解像度で見ても全く古びていない」
「UIを排除したストイックな画面設計は、むしろインディーゲームが成熟した現代のほうが先進性として理解できる」
「豪華声優陣の演技が全編にわたって重厚で、ネットのネタ動画として消費して終わるには惜しすぎる」

発売元の倒産危機に際し、ディレクターの竹安佐和記氏が私財を投じる覚悟で権利を買い取ったという裏話もファンの胸を打ちました。ただの「ネタ」として使い捨てられる運命だったコンテンツを、制作者の執念が15年以上生き残るオーパーツへと昇華させたのです。

山本 拓海

山本 拓海

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。