クレステッドゲッコーのモルフ徹底解説!高騰の真相と2026年最新相場

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クレステッドゲッコーの生体価格が一部で100万円を突破し、まるで暗号資産のような値動きを見せた最大の震源地は、2010年代半ばから相次いで固定化された「単一遺伝モルフ(優性・不完全優性・劣性遺伝)」の登場だった。それまでのクレステッドゲッコーは、選択交配によって徐々に色や柄を強めていく「ポリジェネティック(多因子遺伝)」が主流であり、親が良い表現であっても子が同じ姿になるとは限らない不確実性が支配していた。

その常識を根底から覆したのが、イギリスの有名ブリーダー「Lilly Exotics」が世に送り出したリリーホワイトである。不完全優性遺伝により、片親からでも50%の確率で鮮烈な純白の体色が子へ遺伝するという確実性は、ブリーダーたちにとって「計算できる投資商品」としての価値を帯びることになった。当時、海外から輸入された初期個体は数百万円で取引され、日本国内のオークションや即売会でも争奪戦が勃発した。

さらに近年、黒と白のモノトーンを極めた劣性遺伝モルフ「アザンティック」や、独特のくすみカラーと複合交配の可能性を秘めた不完全優性モルフ「カプチーノ」が相次いで市場へ投入された。これにより、爬虫類愛好家のみならず「自家繁殖で初期投資を回収しようとする副業ブリーダー層」が大量に参入。需要が爆発的に膨れ上がった結果、一時期は天文学的な高騰劇が演じられる事態となった。

しかし、生物である以上、世代交代と繁殖が進めば市場供給量は必然的に増加する。2026年から2026年にかけて国内の繁殖個体(CB)が潤沢に出回るようになり、初期の過熱感は完全に沈静化。現在では一部のトップクオリティ個体を除き、一般のホビー層でも十分に手の届く適正価格へと落ち着きを見せている。ネット上では「大暴落でブリーダーが大損した」といった極端な言説も散見されるが、現場を取材すると、過度な投機熱が去り、真に鑑賞価値と飼育を楽しむ健全なマーケットへ回帰したというのが実態である。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

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