なぜ上目遣いは惹きつける?神構図を作る顔の角度とパースの黄金比

なぜ上目遣いは惹きつける?神構図を作る顔の角度とパースの黄金比の疑問点について、専門知識を詳しくお届けします。

作画の安定感を劇的に変えるのが、下描き段階におけるデッサンにおけるアタリの取り方です。イラストのアタリで上目遣いを描く際は、まず頭部を単純な球体として捉え、赤道にあたる「目のライン」と子午線にあたる「顔の中心線」をカーブを描く立体断面として引くことからスタートします。

球体の赤道ラインは、正面よりも下向きに湾曲した弓なりのカーブを描きます。この補助線に沿って目と耳の配置を確定させるのが基本手順です。耳の位置は通常のアイレベルよりも高くなり、頭頂部が大きく見えてくる点が重要なチェックポイントとなります。

さらにキャラクターの表情の描き方としてプロがこだわるのが、下まぶたと瞳の接地関係です。瞳(虹彩)を上まぶたに深く食い込ませ、下まぶたとの間にわずかな隙間(三白眼の気配)を作るか、あえて下まぶたを少し引き上げて微笑ませるかによって、表現できる感情は「純真」「挑発」「切なさ」へと自在に変化します。これが、生き生きとした上目遣いイラストの描き方の核心です。

山下 哲也

山下 哲也

自動車・モビリティライター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。