阿部寛の父の壮絶職人魂と秘密!名作を生んだ親子の絆を独占追跡
阿部寛の父親は、かつて電信電話公社(現在のNTT)などで電気設備や工事に携わる現場の技術者、すなわち筋金入りのエンジニアであった。毎朝早くに作業着に身を包み、黙々と工具を手に現場へと向かう父親の背中を見て、若き日の阿部寛は育ったという。
口数が少なく、言葉よりも行動で物事を示す典型的な昭和の職人。手抜きの仕事を一切許さず、細部にまでこだわり抜く技術者としての誇りは、家庭内にも静かな緊張感と誠実な空気をもたらしていた。華やかなエンターテインメントの世界とは一見対極にある泥臭い技術現場の日常こそが、俳優・阿部寛の価値観を形作る原点となったのだ。