被災から2年、能登の空が魅せる奇跡の復活——能登空港が目指す「止まらない防災ハブ」と観光再興の現在地

被災から2年、能登の空が魅せる奇跡の復活——能登空港が目指す「止まらない防災ハブ」と観光再興の現在地の全体像を丁寧に掘り下げてご紹介します。

2026年の激震は、能登半島の主要アクセス路を分断し、各地で孤立集落を生み出した。その渦中で、空の玄関口がいかに命綱となるかを世界に知らしめたのは記憶に新しい。当時の教訓を徹底的に検証した石川県と航空局は、滑走路の耐震補強にとどまらず、大型緊急自立型電源システムや自家給油設備の拡充を短期間で完遂させた。

現在、ターミナル隣接エリアには常設の大規模防災備蓄倉庫と広域ヘリポートが再整備され、万が一の災害発生時には数分で広域防災本部に切り替わる運用体制が敷かれている。「絶対に機能を停止させない」という強い意志が、ハード・ソフトの両面から徹底的に組み込まれたのだ。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。