筋トレで手首が痛い原因を解剖!Tfcc損傷を防ぐ握り方と改善策
「ウエイトを持ち上げるたびに手首がズキリと痛む」「手首をついて立ち上がろうとすると激痛が走る」——このような症状に心当たりがある場合、関節内部ではすでに限界を超えた摩擦と圧迫が生じています。筋トレ手首が痛い原因を突き詰めると、その大半は関節の可動域を超えた負荷と、力学的に破綻したフォームの反復に起因しています。
手首関節は、前腕の2本の骨(親指側の「橈骨」と小指側の「尺骨」)と、8個の手根骨によって構成されています。この小さな構造体に対して、自重や数十キロから百キロを超える高重量が加わった際、手首が正しい角度(ニュートラルポジション)を維持できていなければ、特定の組織へ破壊的なストレスが集中します。
特に警戒しなければならないのが、以下の2大疾患です。
第一に、手首の小指側の痛み筋トレにおいて最も重篤とされるのが「TFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)」です。TFCCは尺骨と手根骨の間にある軟骨と靭帯の複合組織で、手首の衝撃吸収クッションと回内外運動のスタビライザー(安定化機構)を担っています。手首を小指側へ傾けた状態(尺屈)や過度に反らせた状態(背屈)で強い圧迫・捻転力が加わると、この軟骨が摩耗・断裂します。軟骨組織は血管が乏しいため一度損傷すると自然治癒しにくく、悪化すれば手術や長期のリハビリを余儀なくされます。
第二に、親指の付け根付近や手首背側が痛む場合は「腱鞘炎(ドケルバン病や腱周囲炎)」が疑われます。ウエイトを強く握り締めすぎたり、バーベルを手のひらの指側に引っ掛けて反らせたりすることで、腱と腱を包む腱鞘が擦れ合い、炎症を引き起こします。これらは初期段階で適切な腱鞘炎筋トレ対処法を講じなければ、慢性化して日常生活のドアノブを回す動作やPC作業にまで支障をきたすことになります。