ヘルパンギーナと手足口病の違いは?症状の見分け方と登園基準を徹底解説
小児科受診の目安と初期症状を正しく把握することは、子どもの生命を守る直結ラインです。以下に該当する場合は、翌朝を待たずに救急外来や夜間診療の受診を検討してください。
受診を急ぐべき危険な兆候:
- 呼びかけに対する反応が鈍く、視線が合わない、ぐったりして意識が朦朧としている
- 水分を一切受け付けず、半日以上おしっこが出ていない(重度の脱水兆候)
- 39度以上の熱が4日以上続き、解熱の兆しが見られない
- 突然ビクッと手足を震わせる「ミオクローヌス」が頻発する(EV71による急性脳炎・髄膜炎の初期症状の疑い)
- 呼吸が浅く速い、肩で息をしている
一方で、熱があっても機嫌が保たれており、少しずつでも水分補給ができている場合は、翌日の診療時間内の受診で十分間に合います。
看病において最も過酷な壁となるのが、食事と水分補給の注意点です。口内炎が激痛を放つため、子どもは飲食を激しく拒絶します。このとき、柑橘類のジュース、トマトスープ、塩気の強い味噌汁などは絶対に与えてはいけません。強い酸味や塩分が潰瘍を刺激し、激痛でトラウマを植え付けてしまいます。
推奨されるのは、冷まして刺激を取り除いた「喉ごしの良い流動食」です。人肌以下に冷ましたポタージュスープ、ゼリー飲料、プリン、アイスクリーム、冷やした豆腐、とろみをつけたうどんなどが適しています。脱水予防には経口補水液(OS-1など)や麦茶を、スプーンやスポイトで5〜10分おきにスプーン1杯ずつ流し込む「少量頻回摂取」を徹底してください。一度に大量に飲ませようとすると嘔吐を招き、脱水を加速させます。