ベトナム中古店Cửa Hàng Đồ Cũの真相!2026年古着市場の実態

ベトナム中古店Cửa Hàng Đồ Cũの真相!2026年古着市場の実態の注目されている理由を専門的かつ分かりやすくまとめました。全体像を一目で把握できます。

街を歩けば無数に目に入る「cửa hàng đồ cũ」という看板。cửa hàng đồ cũ意味を紐解くと、ベトナム語で「cửa hàng(店舗)」と「đồ cũ(古い物、中古品)」が合わさった言葉であり、日本語のリサイクルショップや古着屋、古道具店全般を指す総称です。ベトナム版Wikipediaなどの記録を辿ると、中古品売買の歴史は古く、1920年代の米国で描かれたMarguerite Martynのスケッチに見られるような「生活困窮者による古物交換」から端を発したと記されています。しかし、現在のベトナムで起きている現象は、そうした前世紀のイメージを完全に覆すものです。

いま現地で躍進しているのは、従来の混沌とした蚤の市だけではありません。現地関係者への取材や公式発表資料によると、Orekaのようなベトナム発の先駆的リユースEコマースプラットフォームが台頭し、若者層を中心に安全かつ透明性の高いCtoC取引が日常化しています。さらに、ホーチミン市内を中心に多店舗展開を進める2handland(ゴーヴァップ区のグエン・ビン・キエム店、タンフー区のドック・ラップ店、第3区のレ・ヴァン・シー店など複数拠点)のように、中古スマートフォンやノートPCなどのデジタルガジェット、高級ブランド品に特化した近代型チェーンが急成長を遂げています。一方では「Siêu thị đồ cũ」と呼ばれる大型倉庫型の店舗が、オフィス家具や飲食店・カフェの厨房什器を一括で買い取り、驚異的な回転率で再流通させています。

かつての「貧しさゆえの中古品利用」という社会的文脈は完全に過去のものとなりました。急激な経済成長の只中にあるベトナムにおいて、リユース品を賢く選ぶ消費スタイルは、環境意識の高い若者や合理的なデジタルネイティブ世代にとって洗練された選択肢へと昇華しています。

橋本 菜々子

橋本 菜々子

トレンドリサーチャー

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。