「ヅラじゃない」桂小太郎の魅力!声優・実写の秘話から最新配信まで
一見すると単なるギャグメーカーに思える桂だが、物語の随所には彼の本質に関わる緻密な伏線が張り巡らされている。かつて「狂乱の貴公子」と恐れられ、松下村塾で吉田松陽のもと学んだ男が、なぜ「逃げの小太郎」と呼ばれるスタイルを貫いたのか。
それは、大切な仲間を二度と失わないための過酷な選択だった。銀時や高杉晋助がそれぞれの傷を抱えて生きる中、桂は組織を維持し、仲間の命を守り抜くためにあえて「逃げる」こと、そして「愚者」であり続けることを選んだのだ。ギャグシーンで見せる突拍子もない行動の裏には、過酷な時代を生き抜くための冷徹な計算と、仲間への深い情愛が隠されている。
この伏線とドラマが結実するのが、シリーズの集大成となった劇場版アニメ『銀魂 THE FINAL』だ。幼馴染たちとともに戦うクライマックスで見せる彼の覚悟と絆は、初期からのギャグ描写があったからこそ、より一層深い感動を観客に与えることとなった。