鬼滅の刃・半天狗の過去と人間時代を解剖!同情の余地なき罪の真相
『鬼滅の刃公式ファンブック 鬼殺隊見聞録』などの公式設定資料や作中描写によると、半天狗の人間時代はまさに欺瞞と凶行の連続でした。彼は若い頃から定職に就かず、各地を転々としては盗みと嘘を繰り返す生活を送っていました。
その生活態度は常軌を逸しており、町ごとに都合の良い嘘の名前を名乗り、自らの年齢や出自すら偽り続けていたため、最終的には自分自身の本名や本当の年齢すら分からなくなっていたほどです。彼にとって「嘘」は単なる保身の手段を超え、自己同一性を保つための呼吸のようなものへと変質していました。
さらに許しがたいのは、幾度となく持った家庭での行動です。半天狗は何度か妻を娶り、子どもをもうけていますが、家族から日頃の嘘や盗み、不誠実な態度を少しでも咎められると激昂。「自分を責める奴らが悪い」「自分は虐げられている」という逆恨みから、自らの妻と子どもを惨殺するという凄惨な凶行に手を染めていました。
町で窃盗を働いて捕まった際にも、「この手が勝手に盗んだ」「自分は悪くない、悪いのはこの手だ」と本気で主張。善悪の判断能力が欠如しているのではなく、「自分は常に正しく、被害者でなければならない」という異常な自己愛と認知の歪みが、彼を怪物へと仕立て上げていったのです。