なぜ4語だけ?古文ラ行変格活用の正体と「あり・をり」識別完全攻略

なぜ4語だけ?古文ラ行変格活用の正体と「あり・をり」識別完全攻略の真相や最新動向に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。

受験生が最短で確実に記憶するためのラ行変格活用 覚え方として、最も広く定着しているのが「語呂合わせの音読リズム」です。

まずは「あり・をり・はべり・いまそかり」を5拍子のリズムに乗せて10回声に出して唱えるのが鉄則です。さらに活用語尾「ら・り・り・る・れ・れ」とセットで「あり・をり・はべり・いまそかり/ら・り・り・る・れ・れ」と一連のフレーズとして口癖化してしまうのが最も挫折しないアプローチです。

実際の古典作品から、試験で問われやすいラ行変格活用 例文 解説を確認してみましょう。

【例文1】『竹取物語』より
「今は昔、竹取の翁といふものありけり。」
(現代語訳:今はもう昔のことだが、竹取の翁という者がいた。)

「ありけり」の「あり」は、過去の助動詞「けり」が連用形に接続するため、ラ変「あり」の連用形です。文末の「けり」自体もラ変型活用をするため、二重のラ変構造になっています。

【例文2】『枕草子』より
「宮の御前に、すこし忍びて候へば……」
(現代語訳:中宮様のお前に、少し身を隠して控えておりますと……)

「候へば(はべれば)」は「はべり」の已然形「はべれ」に接続助詞「ば」が付いた順接確定条件(〜なので・〜すると)の形です。「侍り」と「候ふ」は同じ用法で頻出します。

橋本 菜々子

橋本 菜々子

トレンドリサーチャー

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。