早口言葉?実在する?トゲアリトゲナシトゲトゲの真相と名前の罠

早口言葉?実在する?トゲアリトゲナシトゲトゲの真相と名前の罠とはどんな影響があるのか? 主要なファクトを整理してお届けします。

「トゲはあるのか、ないのか」という素朴な疑問に対する結論は、「トゲナシトゲトゲというグループに属していながら、わずかにトゲがある」というのが正確な答えです。この一見矛盾した名前が生まれた背景には、昆虫学者たちが直面した分類上のやむを得ない事情が存在します。

事の発端は、甲虫目ハムシ科に属する「トゲトゲ(トゲハムシ)」という昆虫の発見に遡ります。体表に鋭いトゲをびっしりと生やしたユニークな姿から、日本では親しみを込めて「トゲトゲ」と命名されました。ところが調査が進むにつれ、骨格や内臓の構造、口器の形状はトゲトゲと完全に一致するにもかかわらず、「なぜか体表にトゲが一切ない種」が発見されたのです。

形態分類学上、この仲間をトゲトゲグループから切り離すわけにはいかなかった学者たちは、苦肉の策として「トゲナシトゲトゲ」と名付けました。しかし、自然界の多様性は人間の机上の命名をさらに上回ります。のちにトゲナシトゲトゲに分類された仲間の中から、「退化したはずのトゲが再びわずかに確認できる種」が発見されてしまったのです。こうして生まれたのが、かの有名な「トゲアリトゲナシトゲトゲ」です。

斉藤 蓮

斉藤 蓮

デジタルマーケティングコンサルタント

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。