【2026年現地ルポ】長蛇の列はどこへ消えた? 「タクシー 乗り場」の激変が明かす都市移動の未来
新宿駅南口や品川駅港南口を歩くと、デジタルサイネージが整然と配車状況を映し出している。乗客は指定されたレーンに並び、タクシーが滑り込むと同時に、ドア横のQRコードや近距離無線通信(NFC)で認証を済ませて乗り込む。決済は事前決済が主流となり、ドライバーと乗客が小銭やクレジットカードの手受け渡しをする場面はほぼ姿を消した。
「以前は金曜深夜になると30分待ちは当たり前でしたが、いまは予約番号を見せて乗るだけ。1分も無駄になりません」。品川駅でタクシーを待っていた40代のIT企業社員はそう話す。タクシー側にとっても、乗客の目的地があらかじめシステムに入力されているため、乗車直後の道案内や行き先の勘違いによるトラブルが激減したという。