白壁と金魚ちょうちん揺れる港町!柳井市で出会う新たな熱気と旅情

白壁と金魚ちょうちん揺れる港町!柳井市で出会う新たな熱気と旅情に関する深掘り解説を分かりやすく解説いたします。

約200メートルにわたって続く「白壁の町並み」は、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。重厚な本瓦葺きと白漆喰、そして黒い腰板が織りなす直線美は圧巻だ。油商や木綿問屋が財を成した往時の繁栄は、豪商「国森家住宅」などの細やかな意匠から生々しく伝わってくる。

この町で忘れがたい存在が、素朴ながら力強い風合いを持つ「柳井縞」だ。江戸時代、岩国藩の特産品として全国に名を馳せた木綿織物であり、明治期に一度は途絶えかけた歴史を持つ。だが今、保存会の手によって復興された機織りの音が、古い町屋の奥から規則正しく響く。藍と白が織りなす縞模様に触れると、職人の指先のぬくもりと、何世代にもわたって受け継がれてきた港町の矜持が肌に伝わってくる。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。