完全試合とは?ノーノーとの違いや達成条件・プロ野球歴代記録を徹底解説
完全試合の歴史を語る上で欠かせないのが、長いブランクを破ってファンを熱狂させた2つのエポックメイキングな投球です。
ひとつは、読売ジャイアンツの槙原寛己投手が1994年5月18日の広島東洋カープ戦(福岡ドーム)で打ち立てた平成唯一の完全試合です。前回の今井雄太郎投手(1978年)から実に16年ぶりとなる達成劇でした。当時、強力無比を誇った広島打線を相手に、切れ味鋭い直球とフォークボールを武器に102球で完封。最後の打者・西山秀二氏をフライに打ち取った瞬間のガッツポーズは、平成プロ野球を象徴する名場面として今なお語り継がれています。
そしてもうひとつが、千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希投手が2026年4月10日のオリックス・バファローズ戦(ZOZOマリンスタジアム)で達成した、28年ぶり・令和初の完全試合です。佐々木投手は当時20歳5か月という史上最年少での達成を果たしただけでなく、驚異的な記録を同時に樹立しました。
- プロ野球新記録となる13者連続奪三振(従来の記録9連続を大幅に更新)
- プロ野球タイ記録となる1試合19奪三振(野田浩司氏に並ぶ最多記録)
160km/hを超える剛速球と落差の大きいフォークボールで強打のオリックス打線を圧倒したこの快挙は、国内外のメディアで「世界野球史に残る支配的な投球」と絶賛されました。さらに佐々木投手は翌週の登板でも8回まで完全投球を継続し、球数管理のため降板したものの「17イニング連続完全投球」という異次元の投球を見せています。