長野の金メダリストが立ち続ける店頭——「船木 和 喜 アップル パイ」が今、世代を超えて人々の心を揺さぶる理由
この事業の最大の特徴は、船木氏自身が全国の催事場に直接足を運び、何時間も店頭に立ち続ける点にある。サインを求められれば快く応じ、写真撮影やファンとのちょっとした雑談にも温かい笑顔を絶やさない。
委託販売やネット通販だけに頼れば、体力的には遥かに楽なはずだ。しかし、彼は泥臭いまでの直接対話を選ぶ。「直接『ありがとう』と言ってパイを手渡す。この体感が重要なんです。応援してくれる人の顔が見えるからこそ、いい加減なものは絶対に作れないし、支援の循環が生まれる」。この実感が、リピート率の高さにつながっている。