合意があっても逮捕?「みだらな行為」の法的な境界線と処罰基準
密室における性的行為の立証難度は、痴漢事件の構図と酷似している。周防正行監督の名作映画『それでもボクはやってない』が描いた「や confirmation(自白)を偏重する密室捜査」と「無罪推定の形骸化」は、現代の青少年条例違反事件にもそのまま当てはまる。
近年、Netflixなどのプラットフォームで配信される国内外の法律ドキュメンタリーでも、曖昧な法文と自白調書によって無実の人間が長期勾留されるリスクが度々告発されている。目撃者のいないホテルや自家用車内での出来事は、双方の供述の信用性競争にならざるを得ない。弁護士ドットコムに寄せられる法律相談を見ても、「真剣に交際していると思っていた相手の親から突然被害届を出された」「脅されて金を要求されている」といった切迫した叫びが散見される。
客観的証拠が乏しい中、捜査側が描く「悪質な成人による未成年の食い物にされた構図」に抗うことは、想像を絶する時間と精神的苦痛を伴う。無罪を勝ち取るためのハードルは極めて高く、起訴前の初動対応が運命を分ける。