難関校の倍率激変と内申ボーダー!神奈川公立入試の合否分水嶺
2強の背後で、凄まじい勢いで存在感を高めているのが神奈川県立柏陽高等学校だ。理数教育に強みを持ち、盤石な進学実績を叩き出す柏陽には、翠嵐・湘南の過熱を避けた超実力派層が集結しており、ボーダーラインは年々上昇の一途をたどる。
神奈川の共通選抜システムは、各高校が「調査書」「学力検査」「特色検査」の配分比率を主体的に決定する。学力検査重視型へと舵を切る実力校が増加したことで、中学3年間の定期テスト対策だけに頼ってきた受験生は手痛い洗礼を受けることになった。調査書(内申点)の比率が下がったとはいえ、土台としての内申確保は出願の前提条件であり、その上でハイレベルな5科目の得点力が求められる。制度の成熟が、受験生に課すハードルを確実に引き上げている。