著書から10余年、倉本美香の現在と家族の絆!Nyでの歩みを追う
倉本美香さんの名が広く知られるきっかけとなったのが、2012年に刊行された初の著書『生まれてきてくれてありがとう ― アンジーが教えてくれた「生きる」ということ』(サンマーク出版)です。さらにその後、続編となる『未完の贈り物』など、家族の歩みを赤裸々に綴った書籍を世に送り出しました。
本の中で描かれているのは、2003年にニューヨークで誕生した長女・千璃(せり)ちゃんを巡る真実の記録です。無眼球症や鼻・口の重い形成不全、脳の障害など、医師からも前例が極めて少ないと告げられた重複障害。出産直後の絶望、自責の念、周囲の視線に怯えた日々から、我が子の生きる力に励まされ、前を向くまでの母の心の軌跡が飾らない言葉で綴られています。
発売当時、テレビの情報番組やドキュメンタリーでも特集が組まれ、多くの反響を呼びました。「完璧な人間などいない」「命はただそこに存在するだけで愛おしい」というメッセージは、子育て世代のみならず、現代を生きるすべての人々に深い共感を与え続けています。